累計発行1億超…サラリーマン経てミステリー作家に 作家・東野圭吾さん(68)死去【報道ステーション】(2026年7月27日) [YJJIR4cX4pj]

直木賞作家の東野圭吾さんが、今月23日に大腸がんのため亡くなりました。68歳でした。 20年前、東野さんが直木賞を受賞したときには、作家として大切にしている思いを語っていました。 東野圭吾さん(当時47) 「自分が読者だとして、途中で面白くないとか、飽きちゃうような、そういうものは絶対、書きたくないんですよ。僕は、本嫌いな少年だったので、いつも思っているのは、あのときの本嫌いな自分でも面白く読めるような小説にしたいと、いつも思っている。(Q.読者に対して言いたいことは)皆さんのおかげで、作家を続けられているので、これからも期待を裏切らないように、裏切るときは、いい意味で裏切るように、そんな作品を書いていきたいです」 作家デビューは27歳のとき。 ミステリー作品の新人作家の登竜門される江戸川乱歩賞を受賞したことがきっかけでした。 以来、6度にわたり直木賞にノミネート。そして、2006年、『容疑者Xの献身』で悲願の受賞となりました。 東野圭吾さん(当時47) 「(ノミネートは)6回目で、(受賞まで)7年かかったが、正直、強がりではなく、すごく楽しい7年でした。落ちるたびにやけ酒飲んで、みんなで選考員の悪口言って。普通の人ではできない、おもしろいゲームをやったなって。できないのが寂しくなると思ったが、やっぱり、きょうは勝ててよかった。(Q.今晩の祝杯は誰と)いつもやけ酒飲む仲間たちと、直木賞は、やっぱりすごいと褒めながら飲む」 その後、“ガリレオ”シリーズをはじめ、多くの作品がテレビドラマや映画になりました。 発表した作品は106冊を数え、累計発行部数は1億部を超えています。また、作品は海を越え、41の国と地域で出版されています。 中国のファン 「高校のときから彼が大好きだった。もうすでに大学を卒業したが、彼とは“古い友人”のような感覚」 韓国のファン 「友だちに本を推薦してもらったが、それが『容疑者Xの献身』。亡くなったと聞いて心が…」 未来について語るときもありました。 東野圭吾さん(当時61) 「ここにいる皆さんのあしたからの未来を含めた人生の中で、一番、若いのがきょうです。きょうが、一番、若いんだから、きょうが、一番、これからの人生の中で可能性があると思って、これからもいい小説を…自分でいい小説をと言っていたら、しょうがないですね。皆さんに楽しんでいただける小説を書いて、少しでも出版界をもうけさせて、若い作家が育ってくれたらいいなと思います」 出版社7社の担当者が共同で運営するSNS。27日の投稿は、未来につながるものでした。『ありがとう』という言葉と共に、デビュー作から来月発表される新作まで、すべての表紙が並んでいます。 東野圭吾さん公式Xより 「生み出された物語は、たくさんの読者を魅了し続けることと思います。これからも、東野さんの小説をお楽しみください」 3年前、菊池寛賞を受賞した東野さん。こんな言葉を遺しています。 東野圭吾さん(当時65) 「日本は、政治家を筆頭に、いったん言い出したら意見を変えてはいけない。考えを変えたら恥だというような雰囲気があるような気がします。そんなことはないです。全然、構わないですよ、いくらでも意見を変えて。 そうしないと話し合いって進まないじゃないですか。人間は、変わった方がドラマチックです。そうやって肩の力を抜いて、どんどん変化をして生きていきましょう」 [テレ朝NEWS]